**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   277号 2011.10/5

<食用ドングリのこと>

 仁慶メモ160号、メルマガ265号で、「山林には、栗、柿、梅、食用ドングリなど実のなる木を植える・・・」と言いましたが、これについては詳しい説明をする予定でいます。
 その準備ですが、一般的な果樹の苗はホームセンターでも買えますが、食用ドングリの苗は入手しにくいですから自分で作っておいた方がよいでしょう。

 食用ドングリというのは、渋のないドングリの総称で椎はその一つです。「スダ椎」が一番おいしいと言われますが、実の大きさでは「マテバ椎」です。
 そのマテバ椎は、近年街路樹や公園樹に使われていますから、このドングリは都市の方が集めやすいです。私も倉敷市の郊外を車で走りながら何ヶ所か見つけました。公園の木は大きく仕立てられています。図鑑で木の姿(葉の形と並び方)とドングリの形(細長く2〜3cmのサイズ)を確かめておくとよいです。

 10月に入るとドングリが落下しますから、これを拾い集めます。落下は一斉にではなく1ヶ月ぐらいかけてパラパラといった感じです。公園も道路も定期的に掃除されますから最後にまとめてというのは難しいです。
 集めたドングリは、1日半ぐらい水につけ中にいる虫を窒息死させます。この時浮き上がったものは除去します(何日も水につけておくとドングリの方が窒息死します)。

 ベランダで発芽させる場合は、プランター(ダンボール箱でも可)に腐葉土を15〜20cmの厚みに入れ、ドングリを4〜5cm間隔で並べます。そして、ドングリがかくれる程度に土をかぶせ、その上に枯れ草などを敷いて直射日光が当たらないようにしておきます。水やりは土が乾燥しない程度にひかえ目にします(庭の隅に撒く場合は20cmほど耕します。後は同じです)。

 うまくいけば来年の春に双葉を見ることができます。四つ葉になったら苗ポットに移します。2年ぐらいすると50cmぐらいの苗木になります。春が植樹時期です。その時点で植える場所がなければ、サイズの大きいポットに移します。
 軒下につかえるほどになって扱えなくなったら、切断してゴミで処分すればよいです。ドングリが苗木になるまで2年半〜3年半です。自然との付き合い方はこのような時間感覚が必要です(1m角のスペースがあれば1本育てられます)。

 cf.栗よりはマテバ椎の方が用途が広そうです。
   生でも、炒っても、茹でても、電子レンジの加熱でも食べられます。
   栗ごはんのような食べ方も出来そうですし、粉にして小麦粉のような
   使い方もできます。公園にあった数メートルの木の下で、バケツ1杯
   の実を集めました。


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