**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   274号 2011.7/28

 『パピルス』という雑誌が、「3月11日以降、どうしたらよいのか分からない」というタイトルで特集を組んでいました。5月頃から新聞や多くの雑誌が、3月11日以降の考え方をシリーズのごとく取り上げていますが、私はまだこれといった考え方に出会っていません。
 今、文明そのものが問われているわけですから、文明以前の位置から考える必要があるわけですが、皆その視点に欠けているように感じます。
 おそらく、マスメディアが新しい指標(概念、価値観)を示すことはないでしょう。時代の変化とはそういうものです。

○地球という惑星を知りたくて来た

 私たちが地球を選んで生まれて来たのは、地球という惑星とそこにいる生命を体験する(知る)ためです。これが地球を選んだことの第一目的です。これは哲学ではなく物理学です。地球と地球の生命に共振したから(振動数が一致したから)テレポートしたわけです。放送局の電波が家庭の受信機に移動するのと同じで、宇宙にこれ以外の移動原理はありません。
 なぜ知りたいのかというと、知ることによって意識が拡大するからです。拡大欲求は、生命に組み込まれた方向性といってよいでしょう。

 この第一目的を果たすためには、地球環境に手を加えることなく、できるだけオリジナルの地球をダイレクトに体験することです。このことを忠実に実行しているのが先住民族(インディオ)といわれる人たちです。
 インディオが原始的な生活をしてるのは、文明を生み出す能力がないからだと思っている人が多いですが、彼らは魂(心)の力が強く、頭が考え出す目先の楽に翻弄されない人たちと見るべきなのです。

 チャネリング情報によれば、人類の地球生活のスタイルを決定しているのはインディオであって、彼らがいなくなれば文明人の生活は立ち行かなくなるそうです。彼らが何を決定しているかは解らないのですが(家族という単位で暮らす方法なのか、社会を形成することなのか、食の方向性なのか、・・・はっきりしたことは解りませんが、そのようなことを意識的に、概念的に決定しているのでしょう)、インディオの活動家アユトン・クレナックという人も、「ヤマノミ族が滅べば白人も滅ぶ、インディオが滅べば世界は機能しなくなる」と言っています。

 おそらく初耳といった話でしょうが、この話とセットになることを言っておきますと、陸地の生命体系を決定しているのは樹木だといわれています。
 これも、一般には理解されていることではありませんが、言われてみればある程度解る話です。現象として、大地が一定面積(数百ヘクタール規模)の樹木を失うと気象が変化し、やがて雨が少なくなり全く生命が存在できない空間(砂漠)になります(地球に存在する砂漠の70〜80%は人類が樹木を伐採したことで生まれたものです。サハラ砂漠やタクラマカン砂漠からも、農業の痕跡が発見されています)。このようなことからも、陸地は樹木が統治している空間といえます。樹木を失うと生命空間が崩壊してしまうのです。

 私たちは、樹木が描いた生命体系の中に宿を借り、先住民(インディオ)の設定した生存形式の中で暮らしているのです。異端者である文明人も、その大枠を出ての生活はありません。

○人体は無限の適応力を持っている

 地球を体験することにおいて、文明という名の道具は必要ありません。地球を受け止めようという思いさえ持っていれば、私たちの体は必要に応じたDNA因子が作動し、環境に適応できる体質になるといわれています。
 例えば、外気温に対しては、今でも冷暖房なしで0度〜50度ぐらいの範囲に適応できます。本当はもっと広範囲に適応できるようです。食についても、減らそうと思えば水だけでも生きて行ける体質になります。
 『ラムサ』のチャネリングでは、「人体は、分泌線のホルモンだけで何十万年でも老いることなく生きられるように造られている」と言っています。

 さらに、地球が5次元空間になれば、体を5次元物質に変化させることもできます。今、その変化が起きつつあるといわれていますが、これも地球の変化を受け入れる、同化するという思いによってDNA因子が作動します。
 環境を拒否すると適応への変化は起こりません。暑いといってクーラーを造り出すと、暑さへの適応変化は起こらなくなり、暑さをいっそう敏感に感じるようになります。認めるものが現れるという量子力学の法則です。以後は、核エネルギーを使ってでも冷やしつづけるしかなくなります。
 そして今、その価値観、方向性に破局を見たわけです。
 
 フクシマの原発事故を機に、地球を体験するために来たのだという原点に帰るべきでしょう。私たちの頭の知恵は、地球環境を克服するためではなく、地球をより深く体験するために使うべきです。環境を敵と見る文明は終わりにして、環境を友とする文明にシフトすべき時でしょう。

 文明をシフトさせるためには、今の文明(生活)から一人一人が方向転換のできる位置まで降りる必要があります。その位置に立ってみなければ、新しい概念、価値観の構築は不可能です。
 次回から、方向転換のできる位置とそこへの降り方を考えて行きたいと思います。降りる前に今の文明が崩壊し投げ出されるかもしれませんが、行き先と方法が解っていればパニックにならずにすむでしょう。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  274号 2011. 7/28