**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   262号 2010.11/5

 前号の続きです。社会学者が「問題でないことが問題だ」と言っている『生涯未婚者』のことを考えてみます。

○身寄りのない老人があちこちに

 10年11月号の『文芸春秋』や『潮』が無縁社会の問題を取り上げていたので立ち読みしたのですが、NHKのテレビ番組「無縁社会の衝撃」を文字にしただけで、解決策に切り込んだもりではありませんでした。
 家庭を持っていようと晩年は無縁者になる可能性を持っているわけですが、生涯未婚者はその確実性が高いわけです。ところが、健康で仕事があればこれほど快適な生活はないわけですから、問題として考えることは少ないでしょう。本人もそうですが、その時点では社会も問題にしません。それゆえに、先をかんがえれば「今問題でないことが問題だ」と警鐘を鳴らしているわけです。

 生涯未婚者とは、50歳の時点で未婚の人を言うのですが、男性の方が多く、2010年時点で22パーセントぐらいになっている筈です。そして、2030年には(今30歳の人)、3人に1人が生涯未婚者になると予測されています。これは自動的に「身寄りのない老人」が3人に1人いることになります。

 昔から生涯未婚者は一定割合(数%)でいたのですが、農業時代の「集団自立」の時代は、老人となってもきちっとした居場所があり、無縁者になることはありませんでした。地方では長男(家の跡取り)の家族の一員として生活し、別棟などに住んでいました。

 ところが今日のように一人一人が勤労者として働き「個の自立」という生き方になると、生涯未婚者は65歳になると自動的に「独居老人」になります。
 現在、500万人の独居老人がいますが、国はサポートすることが出来ず無縁死という孤独死が3万件を越えています。独居老人は毎年増えており、やがて1千万人を越えるでしょう。
 これで国家の力がなくなるともう放置状態でしょう。今、中国の政治崩壊(2011年頃)が言われていますが、これは経済崩壊につながり、現実化すると日本も無傷ではすみません。

 今の経済体制が崩れることは、確定事項と言われています。地球が一つでは足りないような消費経済が成立するはずがありません。人は崩壊を現実として体験しない限り方向転換できないので、どうしてもそれを体験する必要があるとか。チャネリング情報の多くがそういうプロセスになることを伝えています。

 「社会的、経済的、そして技術的に2010年〜2013年にかけて早い加速(自我思考が崩れるような体験)があります」(バシャール)
 「それは決して心地よいものではありません。・・・・しかし、進化が起きるために、それは必ず起きなければならないことです。・・・・問題を解決するためには、まずそこに問題があることを認識しなければなりません」(エクトン)

 自我の作り出した今の世界(暮らし)の崩壊を体験したとき、それまでの思考回路がパンクし(左脳の暴走が止まり)人は考え方、生き方を変えます。そして、人間本来の生き方、集団を構成し相互の助け合いで暮らす方法に入って行きます。今の社会がバラバラの個人の集まりになっているのは、私たちが左脳主導の思考になっており違いを見ては区別するからです。左脳が沈静化すれば右脳の共通項を見る働きが表に出て、自然につながるでしょう。

 なお、左脳の沈静化にはもう一つの仕組みがあって、地球のエネルギー増加で身体の振動数が上昇すると、以前の肉体振動数で記憶したデータが取り出しにくくなり、結果として左脳が沈静化するとも言われています(この話は過去の号で説明したことがあります)。

 このような変化の中で、生涯未婚者の人はグループが作りやすい条件を持っているとも言えます。グループを成立させる方法さえ知っておけば必要な時作れると思います。

 次号あたりから、グループ化の条件、方法などを整理していきたいと思っていますが、その一つを言っておきますと、共通の場所(空間)があるということが上げられます。三次元世界ですから物理空間(スペース)は不可欠です。これは個人的に今持っていてもよいものです。その時が来たらここにスペースがあると言えばよいのです。すぐに仲間が集まるでしょう。半分出来たようなものです。こんな事を説明していきたいと思っています。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  262号 2010. 11/5