**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   247号 2009.8/30

 避難生活の話が続きましたので、避難の後どのような暮らし方に入って行くのかを説明しておきます。長い話になるかもしれないので先に結論を言っておきますと、避難に成功した方には新しい文明のスタートを切っていただくことになります。新しい国づくり人となっていただきます。
 ここで新しい文明の骨子を紹介しますが、比較のために今の文明がどのような作られ方をしたかを先に説明しておきます。

○今の文明はどのようにして作られたのか

 文明のデザインは、おどろくほど単純です。今の私たちの文明は、物々交換に「仲介者(商人)」を介入させるというアイデアから生まれました。地域社会を成熟させる前に、遠くの地と交易することで豊かさを作り出す方向に進みました。それだけのことで、文明のスタイルは決定されてしまうのです。
 仲介者(商人)は、自分の必要から「貨幣」を考え出します。交換物の量的不一致や季節的な不一致を解決するものだと説明して、貨幣を広めます。

 貨幣で買い物(生活)が出来るようになると、仲介業は独立した仕事になりますし、特定の品物を「専業」で生産する人も増えます。そういう人は、交換の利便性から集まって暮らすようになります。これが「都市」の始まりです。
 しかし、貨幣が使われるようになると、必ずそれを搾取しようとする人が現れます。それさえ持っていれば何も生産しなくても暮らせるわけですから。商人もその一人ですが、最後に武力を持った者が、商人や専業生産者を保護するという名目で「国家」を作り、税金という形で搾取します。このようにして今の文明が作られました。

 今の文明は、競争原理を使ったもので、物質世界を拡大、発展させることには優れているのですが、経済取引が拡大してくると生産者と消費者の間に何重もの仲介者が入り、お互いが見えない関係になるので両者の節制(バランスを読み取る心のセンサー)が働かず、これが地球を壊す原因になりました。

 又、生産の専業化は、人間の意識を退化させることになりました。脳の一部分しか使わなくなるので、思考が限られた範囲のものになり意識が縮小します。その縮小が固定化すると意識(魂)の退化となります。直接見えないことなので気にも止めませんが、人間としては最も大きな損失となります。
 『私はアセンションした惑星から来た』では、金星のある次元の人たちは、分業化した仕事に疑問を感じるようになり、持っていたお金に火を付け自給自足的な生活に入って行ったと語られています。

 今の文明は、人間を退化させ、地球を破壊する文明だといえます。文明にはいくつもの様式が考えられますから、問題を感じたなら別のものにシフトすればよいことです。

○新しい文明の様式

 今の物質文明の、次に来るものは精神文明と言われていますが、物質の生活がなくなるわけではありません。精神文明に入るためには、物質次元の有り様が重要で、ここに従来のような競争原理が使われていると精神文明には入れません。競争原理の中だと、物質の獲得、保全のために、意識を常に物質世界に向けていなければならないからです。

 精神文明に入って行くためには、意識を物質次元に固定しなくてもよい仕組が必要で、そのためには物質世界に「調和の原理」が使える仕組が求められます。
 調和の原理という言葉は耳なれないかもしれませんが、宇宙に元々存在する原理で、小さい所では夫婦の世界に見ることができます。夫婦間では、何んであれ持っている側が、持っていない側に与えます。請求があって与えるわけではありません。自動的です。エネルギーが平均化に流れます。子供が生まれ家族を構成してもこのエネルギーの流れ方は変わりません。
 このような原理はどのような条件の中で働くかというと、以下のような条件を満たしているときです。

(1)グループの枠(垣根)が明確であること。
(2)メンバーになる条件が厳しいこと。
(3)グループを出る人があっても財産の持ち出しがないこと。
(4)150人以下の規模であること。

 150人というのは人間の能力的な限界のようで、そのあたりまでの人数なら自分の分身と見ることができるようです。それ以上の人数になると調和の原理は崩れ、競争の原理に切り替わります。例えば、国家という枠は、(1)〜(3)までの条件は満たしているのですが、人数が多すぎて内側は競争原理が働いています。競争原理の中では、人はエネルギーを平均化に向けて流さなくなり、逆に奮うことを考えるようになります。

<150人という数字>

 初期のメルマガでも説明しましたが、地球レベルで見ても、200人を超えるような集落はありません。多い場合は、二つ三つに分割されています。長い体験の中から、人数的な限界を知ったのでしょう。日本の農業集落の平均戸数は27戸ですから、人数にすれば150人ぐらいです。
 イギリスの人類学者R・ダンパーという人もその人数に興味を感じたらしく、歴史を遡って様々な集団の人数を調べ、結論として人間の作る機能集団の最大規模は150人ぐらいだろうと言っています。

 この150人については興味ある話があって、最近のDNAの解析で、今の人類の直接の先祖となった人数は150人であったという結果が出ています。
 又、チャネリング情報を記録した『ラー文書』という本に、今の人類は2万5千年前に150人の集団でスタートしたとあります。
 このような事から言うと、私たちの脳機能は150人用にセットされたともいえます。数学的に言えば、150人の人間関係は、11,175通りもあるそうです。多くの人は、すべての関係を活用しきれないと思います。
 人間の能力がその程度なら、150人という人数が一つの枠を作った方が、個人にとってはメリットが大きいと思います。その人数の枠内では調和の原理が働きますから、ホームレスになることもありません。その安心が精神の世界に深く入って行くことを可能にします。

 一つの例ですが、アメリカの『アーミッシュ』(プロテスタントの一派)は、20〜40世帯、170人ぐらいで一つの枠(コミュニティ)を作っています。これだけの人数で独自の教育を行っており、社会保障・社会福祉も合衆国の制度に頼らず、自分たちの相互扶助制度でまかなっています。
 エネルギーも、バッテリー電気や蒸気機関を使い合衆国とは直接つながっていません。移動道具も馬車や自転車ですから(日常生活ではコミュニティを出ない)、自分たちで管理しています。

 彼らのことを時代錯誤者と見る人が多かったのですが、06年に起きた不幸な事件(合衆国の精神異常者が、アーミッシュの学校に侵入して来て、女生徒を人質にし何人も射殺したのですが、この時、年長の生徒が自分たちの命を捨てて年下の生徒を助けたことで話題になり、しかもその後、射殺された女生徒の親が犯人の家族を責めることはしないとコメントしさらに話題になった)で、彼らの見方が一変しました。
 アーミッシュは、170人で独自した文化と国家を作っているのです。そこは調和の原理の働く国ですから、ホームレスも餓死者を出すこともありません。

 今後、自然災害や国家体制の破綻で避難者(難民)となったら、150人で新しい国家を作る方向に進めばよいのです。150人はそれを可能にする人数です。『日月地神示』も、「いよいよ、国も国として手付けられなくなるから、その時は、新しい国みなで造る気持ちで今のうちから準備なされ。金の要らぬ世の始まりじゃ。」と言っています。150人の目で見える関係なら、取引に仲介者(商人)は必要ないですから、お金も必要ありません。物々交換で事足ります。今とは全く別の仕組の社会です。従来のような大きな国家が必要なら、150人の連合体としての国家を作ればよいでしょう。その国家は外交だけを行ったらよいです。

 話が長くなるのでここで一区切りしますが、先の物々交換の説明をしておきます。ここでの物々交換は古代のものとは異なります。近くの150人で行うなら、人的サービス(家の修理サービスなど)も交換物になります。したがって、モノと人的サービスの交換も可能です。
 又、パソコンを使えば、それぞれの交換物をデータベース化して150者間の複雑な交換も成立します。さらに、150人の集合意識にアクセスできるようになれば、パソコン無しにもっときめ細かい交換が可能にあんります。10分ほど相方を勤めてほしいといった希望も瞬時に叶うでしょう。
 従来のような文明は遠くに向かう文明であって、新しい文明は近くに向かう文明ともいえます。

・・・・内輪話ですみません。
今日は選挙の日でしたね。皆さん投票に行かれましたか。私は勉強不足で今一つ、議員とか官僚とか言われてもよくわかりません。ただ最近、霞ヶ関の国家公務員の指先1本で、大事な法案とかが巧みに変えられている、という話しを聞いて憤慨しているところです。本日の話題の150人程度の国家を作ればいい、というのであれば選挙などなくてもいいし、するのであれば皆集まって挙手できまるでしょう。誰かが自分の利益の為に不正をすることもないでしょう。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  247号 2009. 8/30