**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   234号 2008.12/5

 世界の動きが慌しくなっています。アメリカ発の金融クラッシュは、グローバル経済の崩壊をも早めてしまったようです。ジュセリーノさんの予知より2年ほど早く進んでいる感じです。この流れの先に、日本政府の財政破綻も可能性として見えてきました。

 ここで、日本政府の財政破綻について、もう一度(三度目くらいでしょうか)簡単に説明しておきます。
 仮に、日本政府が借金を抱えていなければ、海外で何が起きようと、貿易赤字が何年続こうと、すぐに財政がおかしくなるようなことはありません。
 しかし、今の日本政府は1千兆円を超える借金をしており(年収450万円の人が1億円の借金をしている状態)なおも毎年40兆円規模の借金をして、85兆円の国家予算を組んでいます。その国家予算の中には借金の返済金も含まれています。したがって、国家予算が組めなければ、即デフォルト(債務不履行)ということになります。個人で言えば破産ということです。

 アメリカ合衆国の財政破綻は時間の問題のようで、オバマ新大統領の最初の仕事は、デフォルト宣言だろうという情報も流れています。事によっては、それの連鎖で日本もということもありえます。
 アメリカがデフォルトを行うと、瞬間にドルの価値は大幅に下がります。日本は海外資産の大半をドル債で持っていますから、国家資産が大きく減少します。信用力の一つは資産量ですから、資産を減らすと新たな借金はしにくくなります。85兆円規模の国家予算が成立しないなら、日本もデフォルト宣言するしかありません。目先の手を打っても、そんな事が通用するのは1年です。

 又、グローバル経済の縮小の中で、このまま輸出力が低下したままになると、やはり経済的な信用力は失われます。工業立国としての日本は、工業製品の輸出が振るわなくなれば国体が保てなくなります。日本経済がシステム破綻したと世界が判断したなら、やはり借金はしにくくなります(あるシンクタンクが、日本は工業製品のガラパゴス化をやめて、開発途上国向けの商品を作るべきだと言っていましたから、輸出はそういう状況になっているのでしょう)。

 なお、何らかの理由でハイパーインフレに入ると国民が破綻し、政府が助かるという可能性もあるのですが、国民にとってはどちらになっても結果は同じです。今までの生活は無くなります。

○これからの日本の変化

 国家財政の破綻は避けられたとしても、ひと度行き詰ると、もう今までのような45兆円の税収で85兆円の国民サービス(国家予算)を行うという体制(そもそも無茶苦茶な体制です)は崩れます。国家のサービスはほとんど無くなります。社会保障はもとより警察組織さえ縮小するでしょう。

 『日月地神示』は、「今の世の仕組、みな無くなるぞ」とありますから、おそらく財政破綻ですべてが終わり、新しい仕組を作って行くことになるのでしょう。私たち(自我意識)は、すべてが消えるような出来事がないと新しい概念の受け付けができません。「みな無くなる」のは、進化のための必然と受け止めるべきです。

 社会の仕組が無くなってしまう事は、思っているほど特別なことではありません。今から60年前の敗戦のとき、戦前の仕組の大半がなくなりましたし(憲法も民法も変わった)、さらに、その70年前には明治維新があり、このときは全くといってよいほど以前の仕組はなくなりました。国家制度に限らず生活文化まで消えてしまいました。

 又、グローバル経済の縮小によって、それまでの経済の仕組も消えてしまうかもしれません。
 金融クラッシュ以後、急にマルサス(『人口論』で知られる人)が注目されています。彼は、「農業と工業のバランスは崩れるものであり、外国に依存した経済拡大は持続できない」と考えていました。この度の経済危機にしても、アメリカの消費に依存した経済になっていた国は大きなダメージを受けたわけです。これを教訓に、内需中心の経済に戻ろうとする動きが出てくるでしょう。

 『日月神示』は、グローバル経済の後、ブロック経済(世界を数ブロックに分割し、ブロック内に限られた交易を行う)に移行し、やがて国ごとの経済、地域ごとの経済になると言っています。内需どころか古代の経済システムに変わるような言い方です。どのくらいの時間でそうなるのかは示されていませんが、意外に短期間でそうなる可能性もあります。
 ネット解析の『ウェブ・ボット』でも、「通貨バスケット制」への移行は想像以上に早く進むが長続きしないようなことを言っています。危機を回避するために、次々と方法論は出てくるものの、どれもうまく行かず次第に昔の仕組に戻っていくことが考えられます。

 私たちがどのような選択をしていくのか解りませんが、いづれにしても痛みを伴う選択です。消滅する産業(仕事)もたくさん出てくるでしょう。

○大変化への対応

 この度の大変化は、江戸から明治への変化を参考にすると解りやすいでしょう。実際はそれ以上のものになるはずです。
 その変化はすでに始まっています。渦中にいるため認識できないだけのことです。阪神大震災の被害を受けながら全く事態が分からず、それが地震による被害だと知ったのは、数時間後テレビを見てからだったとどこかの大学教授が書いていました。ガス爆発だと思っていたとか。
 まして、何年もかけての変化は、どんな大変化であっても渦中にいる限り絶対認識できないといってよいでしょう。私たちが変化を知るのは、歴史を回顧するような俯瞰的な視点を持ったときだけです。

 渦中にいる者が何かおかしいと感じるのは、変化が中間地点に達したときです。この時は、以前の仕組が機能しなくなり、しかも以後の仕組もまだ機能しません。当然、社会は大混乱になります。この時が変化の中間点です。
 この期間(預言によれば3年〜7年)は何が起きるか全く予測できません。対処方法は、変化を頭(以前の記憶データ)で判断しないことです。頭の納得する方向に舵を切ると、以前に戻ることになります。変化が現れたら、目を閉じてエイ、ヤーで変化に乗って下さい。

 参考までに、何が以前の仕組なのかを言っておきますと、今の社会、今の考え、今の生活、今のニュース・・・のすべてが以前の仕組です。それらは機能しなくなる日まで、あたかも実体があるかのごとく続きます。しかしすでに力はありません。新しい思いは、力があるもののまだ形になっていません。そのために以前の形が残っているわけですが、新しい思いが形になると、以前の形はあっけなく崩れます。崩れる側に重心を置いておかないように・・・。

 共同体の物理的な話をする予定が、時代変化の話になってしまいました。また機会を改めます。

・・・・内輪話しですみません。
本文に書くべきことなのですが、長くなるのでここで簡単に述べておきます。
<食料不足の原因>
日本は食料の60%を輸入に頼っている国ですから、海外の状況で過不足が決まります。不足になる原因をいくつか書き並べておきます。
  1.気象変動で食料輸出国の生産量が低下した場合。
  2.ドルの下落で、穀物市場(取引)の決済ができず、現物は倉庫にあっても移動させることができない場合。
  3.海面上昇で港湾施設が機能せず、積み込み、積み降ろしができなくなった場合。
  4.国内の流通システムが壊れ(社会的に、物理的に)店頭に届けられなくなった場合。

NHKの大河ドラマ「篤姫」観てますか。「無血開城」の巻はいろいろ想像しながら観てました。大奥の中では世間のことなど分からず突然、時代も生活環境も変わるお女中たちはどんな思いで生きていたのかしらと。今がこの状況なのかしら、と思ったりしました。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  234号 2008. 12/5