**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   221号 2007.12/5

 メルマガでは図や表を文章の合間に入れ難いので、どうしてもテーマとする対象が限定されます。今回の話しも文章だけではリアルに伝え難い話で、いつもなら「仁慶メモ」に入れておくケースですが、より多くの人に考えていただきたいと思ってメルマガにしました。

○西洋人の生存観と日本人の生存観の違い

 日本の食糧自給率は農水省の計画通りにならず39パーセントに下がってしまいました。これは8千万人近い人が外国に食を依存して生命をつないでいるということであって、理解に苦しむ話です。国家を解体してそれぞれ食の依存国に同化した方が安全だと言えます。
 先日立ち読みした本に、「スーパーから食材が無くなる日が近いかもしれないと」と自分の子供に話したら、「コンビニで間に合う」と答えたとかで、日本人もマリー・アントワネットのような感覚になったのだろうかと嘆いている一節がありました。もう行き着くところまで行くしかないと思いました。

 私たち日本人は食糧はお金を払えば買えるものと思っていますが、それは日本人固有の信仰であって、他国の人はそのような信仰は持っていません。
 ここで世界の人々の衣食住の調達スタイルを図解で示すと分かりやすいのですが、文字だけで説明しますと、まず、ヨーロッパの都市生活者ですが、産業革命以後どの国でも市民農園が発達し、多くの人が活用しています。野菜類は自己生産という文化になっています。
 ちなみにイギリスではアロットメント・ガーデン、フランスではジャルディン・ファミリアール、オランダではフォルク・シュテイン・・・といったように、それぞれの国の事情に沿った市民農園が根付いています。

 ドイツのクライン・ガルテン(小屋付菜園)も産業革命を機に生まれたもので、今では都市計画の一部になっています。商業区域、住宅区域・・・などと並んでクライン・ガルテン区域が設けられます。
 ヨーロッパではそれらの市民農園が戦時中(第1次、第2次世界大戦)の食糧難を救ったという実績があります。

 旧共産圏の人々は、ロシアのダ−チャ(住宅付菜園)と同じようなものを所有しています。これも90年の体制崩壊のとき人々の食を保険しました。当時メディアは商品のないスーパーマーケットに人々が行列している風景を映していましたが、それは菜園を持たない一部の人の行動で、日本のテレビ取材班も大半の人が食に困っていないことに困惑したという話しが残っています。

 本元のロシアのダーチャは、ロシア革命以後に生まれたものではなく、帝政ロシアの時代からあったものだと言われています。言葉的には「夏に暮らす菜園付の別荘」なのですが、心理的には「郊外の畑のある実家」というニュアンスです。ダーチャは一族で何代にも渡って同じ所を使っています。ソビエト時代からでも4〜5代目になっています。夏休みに入ると親、子、孫が一緒に暮らしています。
 ロシア人には思想の根っこに大地主義のようなものがあって(ダーチャで年間食糧の大半を自己生産している)、その上の部分で今度は資本主義でもやってみようかと考えているかのようです。したたかというか、健全というか・・・。

 そのような考え方は、ヨーロッパ人全員が持っているらしく、西側の中産階級もロスチャイルドをはじめとして、すべての人が農園を持っています。資産があっても農園を持たない人は中産階級とは認められないようです。
 手間のかかる農園(と言っても使用人が管理している訳ですが)をなぜ彼らが所有するのかというと、やはり根っこに大地主義のようなものがあるからでしょう。彼らは農園で食と住を保険していますから、お金の世界(人為社会)で何をするか分からないようなところがあります。自国の通貨でも平気で売ります。
 アメリカ人は農園よりは牧場に関心が強いようで、政治家なども一線を退くと自分の農場に帰って余生を過しています。彼らも人為社会の影響を受けない世界を持っています。

 彼らと比較すると日本人は『イソップ物語』に出て来るキリギリスのようなもので、冬になると(今の人為社会が壊れると)死ぬしかありません。中国の故事に、「3年の備蓄がなければ国家とは言えず」とありますが、これに従うなら日本は国家ではありません。その年の食糧消費の39パーセントしか生産出来ないのですから・・・。

 今回は「食」中心の話しになりましたが、次回は同じ生存条件の一つ「住」の自己建築能力ということで考えてみます。

内輪話ですみません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
原油の値上がりで今年の冬は暖冬の異常気象を歓迎します。わが家は石油ストーブに灯油ボイラーなので光熱費が嵩みます。最近流行りの電化住宅だと光熱費は電気代だけなので家計が助かる、という話しを聞いたことがあります。しかし最近はみんな体も贅沢というか、自然の気象に逆らって常に快適な温度で過そうとしているので夏は冷房、冬は暖房が必需品になってしまいました。そういう贅沢な人たちをみると「この人たちが地球を壊しているんだ」と思ってしまいます。ここで強がりを言いますと、私共の贅沢はリアル癒しの郷という土地があり、メンバー同志で自給自足が可能だと言う事でしょうか。のどかな土地で青い空を眺めていると、世界で起こっっている紛争や災害など、まるで他所事です。

結構前から見ていた情報ですが、約8700坪の土地に古家がついて1380万円の物件が出ていました。リアル癒しの郷の近所です。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  221号 2007. 12/5