**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   190号 2005.10/15

 いきなり前号の続きです。新聞小説の林太郎、アユミさん夫婦の成り行きは、釈迦の説いた『法滅尽経』の、「法が滅しようとするとき、女人は精進し、男子は怠けて仏の教えを用いず・・」そのままであると言いました。

 この1節を説明する前に、前提条件を少し説明しておきます。古いメルマガでも書いたことがあるのですが、地球のリズムの一つに2万6千年というリズムがあるといわれています。三次元的な現象でいえば、地軸のブレ(歳差運動)は、その周期で元の位置に戻ります。ただし、この物理現象が人間の意識を変化させることに関係しているのかどうかは分かりません。

 その2万6千年は、(1万1〜2千年+2〜1千年)×2という構成になっています。そして今は、1万1〜2千年の期間(その間の法則)が終わるときだといわれています。これが釈迦の説く「法(それまでの法則)が滅しようとするとき…」なのです。
 そしてその後、1〜2千年間の別の法則(思いが簡単に現象化する)の期間に入っていくことになっているのですが、このシフトに対して女性の方が上手くいくと釈迦は言っています。

 そして、女性がうまくシフトした結果として、「・・・男子は長生きしても六十歳だが、女人の寿命は延び、七、八、九十歳あるいは百歳になるだろう」と。
 啓示、預言によると、次の1〜2千年間は寿命が長くなることになっています。例えば、『日月神示』では、「世変りたら、生命長くなるぞ」とあります。出口王仁三郎は、「人間の長寿は最初に二百歳、やがて四百歳、六百歳となる」と言っています。西洋の預言(『イザヤ書』)でも、「・・・もはや若死にする者も、年老いて長寿を満さない者もいなくなる。百歳で死ぬ者は若者とされ、百歳に達しない者は呪われた者とされる」と。
 この手のものは、探していくと幾らでもあるのですが、要は、人間の寿命は本来長いのであって、今までの時代はいらぬ制約を加えて、わざわざ短くしていたということのようです。
 時代のシフト期に、男性よりも女性の寿命の方が長くなるということは、女性の方が上手に本来の形に戻っている(上手にシフトしている)といえるわけです。

 どうして女性の方が上手くいくのか。この差は、今までの生き方にあるようです。
 これまで男性は、頭(知識)を使うことを基本にして生きてきました。仕事の大半が知識をベースにして成り立っているからです。これは頭の記憶データによって判断、行動する生き方であって、心(魂=生まれた後に作られたパーソナリティではない本来の自己)の欲求を無視した生き方です。
 ちなみに、心の欲求は、予感、印象、気分、気持・・・といったサインで出てきます。パーソナリティ(自我)の欲求と区別しにくいのですが、パーソナリティの欲求は、衝動的で喜怒哀楽よりの感情として出てきます。しかも強く出てきます。心の欲求は、弱く静かです。自我が活発であると(記憶データを検索していると)見失います。

 「・・・男子は怠けて仏の教えを用いず・・・」というのは、「心のサインを感知し、それを判断に使うことを男子は怠けた」ということです。
 なぜ、「女人は精進した・・・」といえるのかというと、これまでの社会で、女性は知識(記憶)を使う仕事社会の中心に入れてもらえなかったので、頭よりも心と付き合うことが多く、心の表現を上手にやってきたと考えられるからです。

 この男女の生き方の差が、次の世にシフトしていくときの差となってしまうようなのです。これからの時代は、男性は生きにくいものになっていくのかもしれません。新聞小説の林太郎とアユミさんは、これからの時代の男性と女性の生き方の違い(男性は記憶の世界から出られず、女性は簡単に心の世界に入っていく)を象徴しているかのようです。

 誤解のないように言っておきますが、知識(記憶)が悪いのではありません。問題は、誰かが考えたもっともらしい基準(正しさとか、社会的意義だとか・・・)も知識の一つにしてしまい、他人の考え方を知識を使って表現していることです。
 心(本来の自己)の表現はいつするのか、魂の表現のために知識は使うものです。

・・・・内輪話ですみません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
メルマガ発行5年で190号になりました。号外もいくつかあるのでもっと書いています。新しい話も多いですが、やはり5年も書いていると同じ話しが出て来ます。しかし構想や思いは四半世紀以上温めてきましたので、根本は変わっていません。インターネットという道具が誰でも使えるようになったので私的論文の発表の場のような気持ちで始めましたが、コミュニティ(共同体)の研究者も少なく、また作り方をマニュアル化した者もいないので、年数が経つごとに皆様からの反響の多さに驚かされました。世界や日本の中にも有名なコミュニティが多々ありますが、すでに消滅したものや、消滅の危機にさらされている所があるとか聞いたことがあります。「癒しの郷」は永続可能なシステムで運営していきますので、数十年後に途中経過を披露できたら嬉しいですね。草創期のメンバーが化石のごとく生き残っていて、ススキや草だらけの場所を開拓してこんなに美しい、みんなが楽しく住めるパラダイスにしたんだよ、と子々孫々に語り継ぎたいものです。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  190号 2005. 10/15