**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   137号 2004.4/25

 4〜5年前のことですが、NHK教育TVの『ETV特集』という番組のダイジェスト版を見る機会があって、その時、アマゾンで混植農法を完成した日本人の話があったのです。ダイジェスト版なので詳しいことが分からず、ずっと気になっていたのですが、ついに、4月18日の『素敵な宇宙船地球号』という番組で出会うことができました。

 この方は、坂口隆(1929年生)という人で、ゴムの研究のためにブラジルに渡ったらしいのですが、様々なことがあって、最後に混植農法に行きついたというユニークな経緯を持つ人です。
 この人の農法は、森林農法(アグロフォレストリー)ともいわれており、ブラジル政府も森林再生の切り札として研究しているそうです。メルマガ136号で、山林を買い開墾作業をしている60代の夫婦に会ってきたという話をしましたが、開畑に少し気になることがありました。

 TVを見た後、福岡正信『無・||| 自然農法』で、開畑の方法を確認したのですが、やはり、その夫婦の開畑方法には問題があるように思いました。

 実は、その夫婦の元の家(今もある)は、私の家から2kmほどの所にあります。同郷の人なのです。よく研究されており、大変熱心な方なのですが、一人で研究することの限界のようなものを感じました。
 私は時間をかけて、360度に関心を向けてきたつもりですが(本人がそう思っているだけで、欠落している所は私には見えません)、けっして深く知っているわけではありません。
 皆様の中で、深く研究されている分野がありましたら、サイトにフィードバックしていただけると有り難いです。

 本題に入りますが、前号で、コミュニティ(共同体)の人格に意識をシフトする、意識移入する話をしました。そして、それにはコミュニティの人格(アイデンティティ)と形がポイントになると言いました。

 意識をシフトするとか、意識を移入するとかは、共振(共鳴)による意識のテレポートと考えてもよいと思います。そして、エネルギーの大きい方に引きずり込まれていくという引き込み現象が、意識のシフトです。以前コーラスの件で、大半の人がズレた音程にあると正しい音程で歌える自分もズレた方に引き込まれてしまうという話をしました。これが引き込み現象です。

 コミュニティの意識に全員が引き込まれていくためには、まずコミュニティ自体が振動を発信しなければなりません。最初の振動は発起人が発信します。これは、コミュニティに対する思い、ヴィジョンですから、とりたてて意識しなければならないというものではありません。重要なことは、その思いを五感で感じ取れるような形にするということです(この辺りの事は「仁慶メモ」でも触れておきました)。
 その形に共振(共鳴・共感)して集まるのが、発起人メンバーです。そして、発起人グループとして生み出されていくものが、そのコミュニティの振動(波動)であり、アイデンティティ(人格)といわれるものです。

 これはさらに明確な形にする必要があり、コミュニティの名前とか、住形式とか、事業だとか、農法だとか・・・で表現されていきます。そして一見して分かるものになります。
 その後に参加する人たちは、そういう形に共振(共鳴、共感)して入ってくるわけです。形が明確であるほど、振動エネルギーが強くなり、異質なものが入りにくくなり、又、共鳴し入ったものは、コミュニティの人格にシフトしやすくなります。

 意識をシフトする身近な例は、家族(「我が家」)という人格に意識シフトするケースでしょう。独身時代は、自分(自我)に意識の中心がありますが、結婚し家庭を持つと、二人の意識が合成(合算)され、第二の意識、夫婦意識が生まれ、子供が出来ると家族意識(「我が家」意識)に発展します。
 夫も妻も、家庭という立場、位置でものを考えるようになります。車を買うという場合でも、家庭という位置から選択するようになります。時々、いつまでも独身気分の抜けない人がいますが・・・(笑)。

 このような意識シフトは、自然に行われるもので、とりたてて努力は必要ありません。これは主に、同じ現実(同じ五感情報)を全員が記憶していくことでなされます。別々に暮らしていると、記憶が違ってくるので共通の家庭概念が持てなくなります。
 ただし、いっしょに暮らしていても、内縁関係の場合は、共通の家庭意識にシフトしていくことは難しいと思います。五感情報の中には、戸籍(共通の名字を使う)とか、家族の表札とか・・・の共通の象徴を記憶していくことも含まれており、そういうものが共通の家庭概念、家庭意識を作っていく重要なものになっているからです。

 又、共通の概念を、第三者に認知されることも重要です。他人に認知されない存在(形)に、意識を移入することは難しいです。世間から非難されている会社に意識を移入するのは抵抗があると思います。この面でも、内縁関係というのは、家庭人意識にシフトすることが難しいだろうと思われるのです。
 私は、内縁関係の体験はないのですが(笑)、結婚式をやっていない夫婦なので、多少内縁の夫婦に近いところがあるのです。

 共同体メンバーが、個人(自我)意識から共同体意識にシフトしていくには、共同体に明確な形があるほど、第三者に認められるほどよいといえます。
 以上は、<「アーミッシュ」の生き方 6 匿名性を重んじる>の補足説明です。今回の話は準備人その2はよく分からない、と言います。また改めて別の表現を考えたいと思います。

・・・・内輪話ですみません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真夏が早々に来たと思ったら、昨日今日は急に寒くなりました。ところで、私共にメールを送ったけど、返事がこない、という方はいらっしゃいませんか。ここ数週間、迷惑メールやウィルスメールが多く、怪しいメールは捨てています。大事なメールもまぎれて捨てているかもしれませんので、返事が来ないという方は、すみませんが、またメールください。お願いします。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  137号 2004. 4/25