**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   116号 2003.9/25

 今号は、少し楽しい話から入ります。先日、同志の方が訪ねてこられ、つい言ってしまったので皆様にもそのプランを紹介します。

 以前から、『癒しの郷』で必要なハードシステムを実験する場所が欲しくて、いくつか方法を考えていたのですが、その内の一つ(自治体の土地を借りる方法)を来月から実行に移す予定です。
 その方法を説明しますが、行政関係者の方がいましたら、知らなかった事にしおいて下さい。

 いずれ、ネットで全文公開したいと思っているのですが、『中山間地域存続のための事業提案書』というものを作っています。これは過疎地域のおかれた状況とその対応策(今すべき事業)を示したもので、内容的にはほぼ完璧です(勝手にそう思っています)。これを過疎の自治体にネット(添付ファイル)で一方的に送ります。

(1)ファイルを送ったというメールの案内状

「・・・この件は、後々、県庁とかかわることにもなりますから、ぜひともファイルを開いて目通ししておいて下さい・・・」
 この文面で、つまり上級官庁をちらつかせることで、おそらくファイルを開いて見るだろうと思っています(もっとよい方法があったら至急教えて下さい)。

(2)提案書に対する回答の取り方

 ファイルを送るとほぼ同時に、往復ハガキを送り回答してもらいます。ハガキの文面は次のような内容です。「・・・提案書の件、回答をお願いします。これによって、しかるべき対応を行い、結果を報告します・・・」

<回答書> ○印で意思表示できる式にしておく
1.当団体で単独事業として行いたい
2.県の予算協力があるなら当団体で行いたい
3.県の事業として行ってほしい
4.行う必要のない事業と思う

 この回答書だと、2か3に○印がついて返ってくるでしょう。

 さて、以上の予測されるパターンをどう使うかです。ここぞと思う町村に発信して、回答結果を県議会議員に渡して、動いてもらうという方法。最もオーソドックスな方法です。

 一県内のすべての町村に同時発信して、回答書をいきなり県議会に持って行く方法。”後は野となれ山となれ”というつもりなら、隣接する3〜4県で同時に行って、県を競わせて一番条件のよい所と手を組むという方法。
 県を競わせて天秤にかけるというのは、後々まずい事になるかもしれないので、どうせなら過疎指定の団体1200町村に一斉に情報発信して、回答書を過疎地域出身の国会議員に渡すという方法。

 国会議員の活動をネットで公開して行けば、国会議員も二枚舌、三枚舌は使えないでしょう。過疎地域には750万人の人口があって、500万人ぐらいが投票権を持っているでしょう。500万人の数で圧力をかければ、国会議員も動くでしょう。

 しかし、たかだか何百坪かの実験スペースを借りるのに、国会議員を動かすのは行き過ぎです。もう少しおだやかな方法を考えます。よい方法があれば教えてください。

 話しを大きくした裏話を紹介します。9月の初め、読者の方が来られて、海外のコミュニティ(共同体)の現状を説明してくれたのですが、その中で、イギリスのフィンド・フォンに、アフリカだったかの人が、国民を救いたいといって生活様式を学んでいたという話を聞いたのです。

 その何日か後、「癒しの郷」のシステムに、自然農法と単純なエネルギーシステムを組み込んで、パッケージ化したものを作ればAA諸国の人も助かると思ったのです。
 エネルギー効率がかなり良くなるので、小さな子供が毎日々々、何十kmも歩き回りながら燃料としての木切れを集めるという生活も改善されるだろうと。システムをCDに入れて国連に送れば動く人も出てくるかもしれません。

 このストーリーを思い付いたのは、同じ倉敷にいる私の親類の人の活動を知っていたからです。この人は、第二次世界大戦の戦後処理を個人でやって来たのです。永瀬さんというのですが、日本軍が連合軍の捕虜を使ってタイに鉄道を引く工事をしたとき英語通訳をした人です。
 この人の活動は、よくドキュメンタリー番組になったり、昨年は映画にもなったのですが、昔から外務省の人がしばしばやって来て、個人外交はやめてほしいと説得していました。岡山出身の橋本龍太郎なども説得に来ていました。

 つまり、先に国連などを使って個人で外交活動をするのです。そうすると外務省が手を引いてほしいと説得に来る。その時、手を引く条件として数百坪の土地を調達してほしいと。外務省は総務省に、そして、県から市町村に話しが回り、どこかの村が廃止された学校の提供を申し出てくると。
 そして、もっと便利のよい場所はないのかと県に圧力をかける・・・ほとんど弱い者いじめです。しかし、海外に出て行くようなロマンは持っていないですから御心配なく。

 現実に戻りますが、実験としては次のようなものを考えています。

○現地移住のための仮小屋の施行実験
○当座の住宅(寿命20年程度)の施行、生活実験
○飲料水としての雨水利用システムの実験
○井戸掘り(上総掘り)の実験
○し尿のバイオ処理実験
○生活排水の植物浄化実験
○風力、水力、ソーラーなどの発電実験
○自給農業、自給畜産の実験
○低密度少人口社会での事業経営実験
○etc

 以上のような実験をどこか一ケ所で行いながら、その近くに、それらの成果を組み込んだ「生活モデル」を作りたいと思っています。
 そのスペースがほしくて、先ず個人外交をやって町村の官地を借りようかと思ったのです。

 今号は、10月からの活動予定を報告したために、少し長くなってしまいました。『人間が地球に生きるとはどういうことか』の続きは、次号に回します。


・・・・内輪話ですみません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
岡山県の行政資料を図書館で借りて来て、廃校のリストを作りいくつか電話を入れてみたのですが、すでに建物が撤去されて更地になっていたり、次の用途が決まっていたりで、現時点では良い物件に出会っていません。廃校にこだわっている訳ではないのですが、広い土地、当面の住む所を考えるととても良い場所に思えます。今回は上記の実験計画を発表しましたが、実験に協力してくださる方を募集しています。場所が決まったら、永久、長期、短期問わず参加して下さる方、名乗りをあげて下さい。お願いします。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  116号 2003. 9/25