**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   42号 2001.9/15

 ニューヨークの世界貿易センタービルがテロによって崩壊していく映像を見ながら、2001年が資本主義経済のターニンポイントになるという説を思い出していました。この説は、31号で少し触れましたが、これを機会に少し補足しておきます。

 1990年代に入ってから、アメリカ経済の崩壊を言う人達が多くなりましたが、ある人たちは、それは2001年で大きな事件か大きな災害によって次第に力を失っていくことになると言っていました。

 そして、そういう人たちの多くは、2001年に核爆弾が使われるだろうとも言っています。

 そういう考え方を発表している一人に、環境団体「地球村」を主宰する高木善之氏がいます。
 高木氏の著述によれば、松下電器産業のエリート社員であった人ですが、通勤途中に交通事故に遭い、何日間も意識不明状態になったのですが、その時に未来を幻視したというのです。
 勿論こんな事は他人には話しません。ところが現実が幻視した通りになっていくので、これは何とかしなければならないと思い、自分が死ぬまでに(本人は2001年に死ぬと書いていました)、3000回の講演と3册の本を書くことを目標としたと書いています。

 高木氏は、自分の見た未来を詳しくは書いていないのですが、90年当時の考えだと思うのですが、今のままだと2001年、アメリカ合衆国崩壊、その20年後人類が消滅すると書いています。
 また、氏の著書「転生と地球」だったと思うのですが、2000年以降の環境予測を書いている章の導入部で、「・・・・核の規模にもよるが・・・」という前置きをして述べています。核使用は不可避と考えているようです。

 話しを戻しますが、この度の不幸な事件はアメリカ人ばかりか世界の人々の意識を縮小させることになるでしょう。
 9割方の人は、現実と意識がイコールになっています。100万円を持っている人は、100万円の所有意識を持っています。使って70万円になれば70万円の所有意識に変化します。現実の変化の通りに意識が動いて行きます。

 世界貿易センタービル(グローバル経済の象徴)を失えば、その分を差し引いた意識になります。意識の縮小は現実経済の縮小へと連動するでしょう。
 2001年が、資本主義経済のターニングポイントになるという人たちは、それ以降、世界経済は永久的にマイナス成長の時代に入っていくと言っています。

 どの国も経済は成長しなければならないと考えていますし、それを前提にした国家体制を組んでいます。年々税収が少なくなっていくという前提で国家を考えている人などいない訳です。
 これが先進国の考え方ですが、先進国の思惑通りに事が進んだら、今の世代のうちに地球が破綻します。人の住めない惑星になってしまいます。
 この事は、今から30年前、ローマクラブ編「成長の限界」によって指摘されていましたし、今も多くの人が訴えています。
 しかし、誰も地球を守ろうとはしません。

 「赤い目の狛犬」というお伽話がありますが、これは神様が津波が来る知らせをいたずらっ子の悪戯を逆利用して知らせるという話しなのですが、この度のテロ集団もそのような役割をしたのかもしれません。
 20世紀型の経済、価値観がこれによって方向転換していくなら、地球は救われます。しかし核を使わなければ目か覚めないのかもしれませんが・・・。

 問題は新しい価値観、方向性なのですが、自給型コミュニティ(共同体)の暮らしというのは、まさにその方向のものといってよいでしょう。
 地球が平和であるためには、南北格差があってはならない訳です。20億人が楽をするために、40億人が苦しむような構図である限り、平和はありません。

 地球の維持と世界の平和のためには、先進国がGDPを下げるような暮らし方に移行していくことなのです。40億人の側に先進国が行って来た努力を求めたなら、地球は壊れてしまいます。


・・・・内輪話しですみません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それにしても超高層ビルに飛行機が突っ込む映像は凄かったですね。まるで映画を見ているようでした。そのうえリアルタイムでその映像が見られるのですから、技術の進歩も凄いと感心しました。しかし、あのビルが崩壊することによって失うものの話しばかりで悲観的コメンテーターが多いのにはうんざりでした。もっと楽観的に、本当の21世紀の幕開けだ、とか新しい生き方を創ろうとか言うコメントを聞いてみたいものです。以前、アメリカのエコビレッジ・アト・イサカの話題を提供して下さったニューヨーク在住のジャーナリストの方の安否も気になるところです。普段はイサカに住んでいても、たまたま出掛けて事件に遭遇することもあります。お元気ならなによりです。このメルマガの読者の皆様にも、不意の事故に巻き込まれることのないように、祈念しています。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  42号 2001. 9/15