**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   11号 2000.12/15

●「癒しの郷」の経済と秩序

 この号は少し具体的な話になります。この話に入っていくにあたって、コミュニティ(共同体)内のメンバーの関係について述べておきますが、「癒しの郷」では全員平等を貫きたいと思っています。老若男女、新旧を問わず平等な関係を作って行くということです。その為には相応の仕組が必要になってきます。大きな金銭負担をする人と、全く負担しない人がいて、ここは平等だといっても難しい面があるからです。やはり、最初は平等が感じられるような仕組が必要でしょう。

 なお、日常の生活単位ですが、基本的には家族という単位になります。コミュニティ(共同体)に対する義務、これも最初の内の問題だろうと思いますが、金銭的な負担や労働奉仕などは、内容に応じ個人が単位になったり世帯が単位になったりします。この辺のことは、既存の生活と同じです。以上のことを踏まえて、経済のことに入っていきます。

○負担金と共有財産について

 まず、最初の経済問題となる負担金のことから説明します。コミュニティ(共同体)を作るというのは、個人がマイホームを作るのと同じ事でそれなりの資金が必要になります。これは参加者全員で平等に負担したいと思います。資金力に応じてとか、スタートを切った人たちで・・・という負担の仕方をすると平等な関係が作れなくなるからです。

 建設負担金の決め方ですが(叩き台ですが)下記のような算式を考えてみました。

「癒しの郷」参加負担金(一人につき)=(年齢×○○円)+経過加算金

経過加算金は、後になって参加する人にも平等負担してもらう為のものです。

 この計算式ですと、若い人ほど負担金が少なくてよいことになりますが、「癒しの郷」はゼロからのスタートであり、時間をかけて完成させていくものです。従って、若い人ほど建設の為の労働奉仕期間が長くなるので現金の負担は少なくて良いという考え方です。年齢を問わず同額の負担よりは平等でしょう。

 なお、負担金は「癒しの郷」のメンバー全員の共有物の購入に使います。例えば土地の購入費に当てたり、集会所やゲストハウス(知人などが訪ねて来た時の宿泊所)の建設費に当てたり、車や道具類の購入費などに使います。従って、負担金の額は大きければ大きいほど「癒しの郷」の器は早く完成しますが(住宅なども負担金の中から作ってしまえば器はすぐ完成する訳ですが)、そうすると何百万円という負担額になり、参加出来る人が限られてしまいます。

 このようなことから、負担金はなるべく小さい額にして後は現地生活の中で毎月一定額の負担と労働奉仕を重ねながら、時間をかけて完成させていくことになります。但し、資金が無いからと言って、家を半分だけ作るとか、半分だけ土地を買うということは出来ませんから、要所要所では借入れを行うということも有るでしょう。

 私としては、参加者の中で資金的余裕のある方には、借家を建てて頂いて大家さんになって頂きたいと思っています。こういうことが出来れば、一人一人の建設負担金は少額であっても、器作りは早く進みます。手作り方式の住宅で1戸250万円ぐらいで作れば、月2万円の家賃として10年で回収出来ます。


・・・・内輪話ですみません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
号外で、もう長い文章は発行しない、と言いながらやっぱり長くなってしまいました。このメルマガも気軽に読める内容では無く、理屈っぽく、基礎固めの部分が長くて、「癒しの郷」が出来たらどのような生活が待っているのか、という部分を知りたくて、しびれを切らしている方も多いと思います。来年にはその辺りの内容に進みますので、もうしばらくお待ち下さい。基本的には、好きな事をして過ごすのですが、必要最低限の生活費は必要です。賛否両論あるかもしれませんが、「癒しの郷」でエンディングを迎えたら、希望者には「樹木葬」を考えています。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  11号 2000. 12/15