**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   9号 2000.11/30

 明日から師走。20世紀もあと1ヶ月を残すだけとなりました。いままでびっくりするような事件やら出来事が多かったので、残りの1ヶ月は平穏に過ぎる事を願っています。

●「癒しの郷」着工の手順

 先に、「癒しの郷」は福祉事業からスタートを切ると書きましたが、その理由についてもう少し説明しておきます。
 
 オーストラリアで最近パーマカルチャー(パーマネントとアグリカルチャーを合わせた造語。農業を基本とする永続する社会を意味する)を目指した人たち70家族ほどが集まってコミュニティ(共同体)が作られたという雑誌記事を見ました。建設のプロセスは説明されていなかったのですが、70家族(約200人?)が集まれば、全員農業者であるにしろ様々な能力、技術が揃いますから、周到な計画がなくても自立性の高いコミュニティ(共同体)が作れるだろうと思います。人が集まってから役割分担を決めれば良いというおおらかな方法も取れるでしょう。

 しかし、日本では大人数が短期間に1ケ所に集れる場所は無いですから、集まってから役割分担を決める(仕組を作る)という方法は考えられません。
 少ない人数で自立性の高いコミュニティ(共同体)を作ろうと思えば、先ず少人数で自立可能な全体計画を作り、それに沿って必要な知識なり技術なりを持っている人を募って行くという方法になります。

 自立性、安全性の高いコミュニティ(共同体)を実現するには、食・住の自給を基本においた構成が必要ですから、先ずそういうことの出来る人から募り、次第に幅を広げて行くというプランになるのですが、現実には第一段階の人を募るためのベース作りからのスタートになります。

 この先の号で詳しく触れたいと思いますが、この度の計画では食(農業)については、停年退職者の方にも協力をお願いしたいと考えていますので、そういう方たちが安心して参加出来るように福祉(介護保険事業)をベースにしてスタートを切る方法を考えました。

 なお介護保険事業からスタートするもう一つの理由は、地域社会への貢献です。介護保険が始まったものの少人口の自治体には、サービス事業者がいなくて「制度有れどサービス無し」の部分がたくさんあります。痴呆型グループホームもその一つです。
 従って、そういう事業を行えば地域社会にも貢献出来るし、貢献出来るということが自治体から協力を得られることにも繋がると思う訳です。

 ともあれ、グループホーム用の建物が借りられることになったら、福祉事業に参加するメンバーとホームの利用者を募ってスタートが切られることになります。

《補足》
 この度の計画は、グループホームに使うための建物が借りられるかどうかにかかってくる訳ですが、この計画の希望参加者が何十人か居れば必ず借りられると思っています。
 その根拠ですが、瀬戸内海エリア5〜6県には、今、廃校となったままで未利用の校舎が100棟ほどあります。その他にも、保育所などの建物もあります。時間が経てば新しい利用が決まったり取り壊されたりするのですが、また廃校の建物が出てくるといった状況です。
 そういう建物を個人で借りている例もたくさんありますから、福祉施設として利用したいといえば、しかも、それが出来れば続いて何十人かの人たちが移住したいと言っているといえば、まず問題はないでしょう。

 ここから先は、プラスαとしてどれだけの協力がしてもらえるかということになるかもしれません。
例えば、公営住宅を作ってくれるとか、移住費用を助成してくれるとか・・。このような事は、過疎対策として多くの自治体で実際に行っていることですので、過疎を真剣に考えている自治体と出会えば、そういう事もあるかもしれません。

 とにかく、参加希望者が多ければ多いほど交渉は有利になります。多すぎるということはありません。
 多ければ同時に何箇所も建設して行けば良い訳ですから・・・。

 もう少し計画の概要を説明していきますが、一通り説明が終わったところで新ためて参加条件をお尋ねしたいと思っています。「こういう条件なら参加したい」というご意見をいただければ、有り難いです。


・・・・内輪話ですみません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の内容はちょっと長めなので、無理矢理半分に切りました。次回に続きがあります。次第に現実的かつ具体的な話になってきます。こういう時代ですから公務員以外、将来の人生設計は立てられないのではないでしょうか。公務員だって真面目に勤め上げなければ何千万の退職金や裕福な年金生活も出来ないでしょう。まして親方日の丸でない人たちは何重もの安全策を考えておく必要が有ると思います。そこで読者の皆様なら、どのような「癒しの郷」なら参加したいと思われますか。またご自分に都合の良い参加条件など教えていただけませんでしょうか。例えば、「退職金を全部注ぎ込むから労働はしない」「資金参加は少額だが、労働を提供する」「医師(又は看護婦)の資格を持っているが重労働は出来ない」「初期投資は出来ないが毎月○○万円なら経済援助出来る」「癒しの郷の施設が整ったら○○百万円でも払って入居したい」「要介護者を抱え資金も無いが入りたい」etc。「癒しの郷」の基本は「非血縁の大家族で暮らそう。自分の好きな事、得意な事をして暮らそう。お互いに助け合って暮らそう」です。


**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**  9号 2000. 11/30